
【売却事例➃】細長い土地は売れない?「駐車場にしか使えない」と言われた土地を希望価格で売却できた理由
細長い土地は売れない?「駐車場にしか使えない」と言われた土地を希望価格で売却できた理由
「うちの土地、形が悪いから安くしか売れないって言われた…」そんな経験はありませんか?
今回ご紹介するのは、奥行約5.5m・間口約37.4mという超・細長い土地の売却事例です。
「駐車場くらいにしか使えない」と言われ、査定額も相場より約30%低かったこの土地が、売主様の希望価格で成約しました。カギは「誰に提案するか」。やさしく解説します!
- 細長い土地=安い、とは限らない
- 大切なのは「その土地を誰に提案するか」
- 査定額に納得できないときは、複数社の比較が大事
1. ご相談の背景:細長すぎる月極駐車場の土地
ご相談いただいたのは、現在、月極駐車場として使われている土地です。大きな特徴は、その形でした。
単純計算で面積は約200㎡ほど。ただ、道路沿いに長〜く伸びた「帯状」の土地です。
一般的な戸建て用地は、もう少し奥行きがあって四角い形が好まれます。そのため売主様も以前から、
- 「この形では買い手が限られる」
- 「売却しても駐車場くらいにしか使えない」
と聞かされていたそうです。
2. 2年前の査定は「相場より約30%低い」
約2年前、売主様が取引銀行に売却を相談したところ、大手の銀行系不動産会社を紹介されました。そこで出てきた価格は、売主様の考えていた金額より1,000万円以上も低く、相場感でも約30%低いものでした。
あまりに開きが大きかったため、そのときは売却を見送ることに。この判断、実はとても大切です。
3. 今年、再び検討。でも「買取しかない」と言われて…
今年に入り、「本当にこの土地はそんなに安いの?」と再び相談されたところ、「このような土地は、不動産会社に買い取ってもらうしかない」という趣旨の説明を受けたそうです。
大手からの説明だったこともあり、売主様は一度それを信じ、提示価格で話を進めかけていました。ところが直前で思いとどまり、知り合いの不動産管理会社にも相談。すると、それまでよりかなり高い金額が提示されたのです。
「もしかして、他の売り方があるのでは?」と感じた売主様は、ご縁があって当社へご相談くださいました。
買取は不動産会社が直接買う方法で、早く確実ですが、価格は低めになりがちです。仲介は買主様を探して売る方法で、条件が合えば高く売れる可能性があります。
4. 当社が考えたこと:「駐車場しか価値がない」とは限らない
奥行約5.5m・間口約37.4mという形は、確かに一般的な戸建て用地としては使いにくい土地です。でも、
「家が建てにくい=駐車場としてしか価値がない」とは限りません。
当社は普段から、次のような事業者の方々とお取引があります。
- 福祉事業を行う事業者
- アパート・マンション事業者
- 収益不動産を扱う事業者
- その他、事業用地を探している取引先
そこで、一般の住宅用地として買主様を探すのではなく、この土地の形を活かせる事業者に直接ご提案するという方向で動き始めました。
5. 複数の事業者へ次々とご提案
取引先を中心に、この土地を活用できそうな事業者へ順番にご提案。「使いにくいから安い」と決めつけず、
「この土地だからこそできる活用方法はないか?」
という視点で、買主様とのマッチングを進めました。
細長い土地は、建物の配置や使い方を工夫することで、事業者にとっては魅力になる場合があります。見る人が変われば、土地の評価も変わるのです。
6. 結果:売主様の希望価格で成約!
その結果、売主様が希望されていた価格で購入してくださる買主様が見つかり、無事に成約・決済まで完了しました。
売主様からは、「大手の不動産会社に言われたことだったので、最初は信じてしまった」というお話もありました。最終的に、当初提示されていた価格ではなく希望価格で売却でき、とても喜んでいただけました。買主探しから決済までの対応も高く評価いただき、嬉しいお言葉をいただいています。
7. この事例で伝えたいこと
不動産の価格は、「土地の形が悪いから安い」「一般の人が使いにくいから価値がない」と単純に決まるものではありません。
大切なのは、「その不動産を誰に提案するか」です。
一般的な住宅用地としては使いにくくても、事業者によっては福祉施設、共同住宅、事業用地など、別の活用方法が考えられる場合があります。今回も、土地そのものは何も変えていません。
活用方法と、買主様の探し方を変えただけで、希望価格での売却につながりました。
また、不動産会社によって、査定価格・得意な買主層・販売方法はそれぞれ違います。だからこそ、
- 「大手だから、この査定額が正しい」
- 「一社に難しいと言われたから、売れない」
と決めつける必要はありません。査定額に納得できないときや、特殊な形・使い道が限られそうな土地ほど、複数の選択肢を比べることが大切です。
8. よくあるご質問
Q. 細長い土地や変形地は、安くしか売れませんか?
形だけで決まるわけではありません。活用できる事業者に提案できれば、評価が変わる可能性があります(ただし、物件ごとの条件によります)。
Q. 一社の査定額だけで判断しても大丈夫?
会社ごとに得意な買主層や販売方法が違うため、査定額にも差が出ます。複数社で比べるのがおすすめです。
まとめ:「こんな土地、誰が買うの?」と思ったら
「こんな土地、誰が買うの?」と思うような不動産でも、必要としている買主様がいるかもしれません。諦める前に、まずは売り方・探し方を見直してみませんか?