地番錯誤
前回の投稿からしばらく経ちましたが、毎日投稿しているブロガーや同業者さん、本当に尊敬します。。
なんやかんやで毎日いろいろな案件があるわけで、
不動産業10年やってますが、まだまだ日々勉強だなーって思うことが多々あります。
先日、売却相談に来られた方は、隣地と地番がテレコになっているから
困っている!! といった状態でした。
謄本やお客様がお持ちの書類からは錯誤した経緯が分からず、
法務局へbook(昔の手書き謄本)めくって原因究明してやる!ってテンションに(笑)
ややこしい案件ほど燃えるタイプです。(笑)
いわゆる、地番錯誤、地番錯綜と呼ばれるような状態ですが
そもそも地番錯誤とは
法務局が管理・保管する地図(公図)と現地の現況の整合性がとれない状態があります。
先日法務局で、大昔の和紙に書かれた公図まで引っ張り出して関連資料漁りましたが
そら手書きのおおざっぱな公図から分筆繰り返してってなると、
現在に至るまでに何らかのミスは生じるよね。って思いました。
地番がずれてしまう原因としては、大昔に分筆した際に誤ってしまった、
売買の際に携わった司法書士が誤って所有権移転をしてしまった、
登記申請書の内容が誤ったままの状態で登記官が登記してしまった。
他にも可能性はあり得ますが、いまさら犯人探しをしても埒が明かないので
前向きにどうやったら売却ができるかをお話させて頂きました。
占有・占拠の可能性や、将来テレコの片割れから権利の主張等があり得るので、
売主様、買主様には 安心安全な取引ができるよう、しっかりと準備すすめてまいります。
過去に他社で匙を投げられた、、
などの不動産売却でお困りごとがございましたら、何なりとご相談下さい。